![]() |
(測定条件) 信号源インピーダンス=10Ω以下、 レンジ:±10v、切り替え速度:5μs/ch ■左上はチャンネル0に入力された±10v、 ■左下はチャンネル1(0v入力)に現れた ゴースト:約±1mv(これは優秀な値!) ■右下はチャンネル1入力を本ボード独自の 自動マルチサンプル&平均機能で5回処理 されたデータ。(雑音が約1/3に減少。) |
![]() |
![]() |
| (1)ゴーストの実態 (隣接チャンネル間)クロストークが原因で、これは入力切り替えに使用される素子の 性能、入力切り替え(スキャン)速度、信号源インピーダンス、および入力ケーブル長に 依存します。 切り替え(スキャン)速度が速いほどクロストークは大きくなるので普通は 低速ADボードの方が良い結果となります。 高速ADボードでクロストークを改善するには入力切り替え回路に高性能(高速)素子を 使用すること、また各入力ごとに専用のバッファアンプで低インピーダンス変換してから 切り替えるなどの配慮が必要です。 特に問題になるのは複数チャンネル切り替え型の高速16ビットADボードです。 |
★測定条件<1>は前チャンネル±10v、次チャンネル0v入力(インピーダンス=10Ω)、 ★測定条件<2>は前チャンネル±10v、次チャンネル0v入力(インピーダンス=1KΩ)、 ★測定条件<3>は前チャンネル±10v、次チャンネル0v入力(インピーダンス=5KΩ)、 ★測定条件<4>は前チャンネル±10v、次チャンネル0v入力(インピーダンス=10KΩ)
|
| ソフト制御によるチャンネル別のゲイン設定・レンジ設定なども同様の問題をはらんで おり、入力切り替え型の高速ADボードでは慎重な設計が必要な部分です。 <現実的対策(1)> 必要な仕様を満足する中から“遅いボード”を選ぶと良いかもしれません。 価格も安いと思われますし。 高速は低速を兼ねないこともあるのです。 <現実的対策(2)> 当社も含めて多くのメーカーには購入前評価用の貸し出し制度がありますから お手元でテストするのが一番です。 <現実的対策(3)=当社希望> 16ビット/200KHzまでなら当社製ADM−686z/687zPCIも検討してください。 両機に使用している高速マルチプレクサ素子は市販品中最高速で、隣接チャンネル間 クロストークは−82dB/表(1)/が得られます。 さらに被測定信号源のインピーダンスが高かったり、信号接続ケーブルが長い場合は オンボードオプションの各チャンネル個別バッファアンプモジュールの決め手も用意 されています。 |
| (2)雑音を除去したい 16ビットは精度が命!、雑音退治は腕の見せどころです。 普通に使用される逐次比較型やフラシュ型のAD変換素子は瞬時値を捉える性格から、 システム内で発生する雑音や入力信号に乗ってくる雑音も合わせてAD変換します。 パソコン用16ビット分解能ADボードの場合、内部雑音は±4LSB(=8digit幅)程の バラツキとして観測できます。(アナログ入力端をグランドに直接接続して測定する。) ■雑音を低減させる方法はハード処理ならローパスフィルタや絶縁アンプ、 ソフト処理なら移動平均やデジタルフィルタ処理が定番となりますが、 ハード処理は高コスト、ソフト処理には時間を要するなどの制約があります。 ■当社製ADM−686z/687zPCIには 通常、1クロックに1回サンプリングのところを複数(指定)回サンプリングして自動平均 処理する機能があり大幅な雑音除去効果を期待できます。 例えば8回平均を指定する と雑音は1/3〜1/4に低減します。 また複数回の繰り返し周期もプログラマブルなので、既知の雑音周期にあわせて積分 するような動作も可能です。 |
| 1クロックに1回のサンプリング値をプロット | 1クロックに8回の自動サンプリング&自動平均処理してプロット |
![]() |
![]() |
| (追伸) 当社製ADM−686zPCIのアナログ入力は、 モジュール化(標準出荷状態はストレート接続)されており、任意のユーザ回路を追加 実装できる構造です。 またオプションでチャンネル個別バッファアンプ、ゲインアンプ、 分圧バッファアンプ、同時サンプルホールドなどのオンボードモジュールが用意されて います。 各モジュールは入力切り替え前のシグナルコンディショニングで、インピー ダンスの低いオペアンプ出力ですから、ADボード内の高速スキャンによる信号品質 (精度、クロストーク)の悪化に加担しません |
![]() |